アリさんの2対8の法則
アリの2対8の法則(人によっては3対7という)というものをご存じだろうか?
働きアリの集団を観察した際に、2割の超働きアリ、6割のそれなりの働きアリ、2割の働かないアリというように分けられる。
そして、2割の超働きアリを複数の集団から連れてきて、新集団をつくりなおし、再度観察すると、新集団でも2割の超働きアリ、6割のそれなりの働きアリ、2割の働かないアリが出来るというお話である。
大企業が人員削減を行う際、この理論が根底にあり、人事部は2割の人員を削減することが多いとも聞く。
私はこの理論に賛成も否定もするつもりもないが、我々はアリではなく人間であることをしっかりと確認しておきたい。
(アリが転職するという話も聞いたことがないし・・・・。)
会社として考えるなら、会社に属する全てのスタッフが超働きアリであるべきだし、会社は優秀な人間に育てることが責任であろう。
リーマンショック以降、特に、今年の1-3月期以降は、会社も非常に厳しい状況であり、「再構築」をしなければならないことは事実。しかし、一概に「リストラ=人員削減」とは考えていない。
リストラとは、再構築(Restructuring)のことで、人員削減を最小限に抑え、新目標の設定や組織の変更、サービスの改変などのリストラ策で、乗り切ってゆきたい。
もちろん、スタッフ個々人におかれましても、甘えを捨てて「自身のリストラ」に取り組んでいただきたい。