Measurable
今日は1時間ほど早退させて頂いた。
試用期間中のスタッフに、社員登用が無理な旨を伝えるなどしなければならなかったことも、早退の理由の一つだったかもしれない。
そういう落ち込んだ時には、機械いじりや、家のプチリフォーム(電気の配線など)のような、技術的な仕事をすると、結構・・・なごむ。
そんなわけで、夕食を6時過ぎに終えて、「ソリ」の組み立てをはじめた。
もちろん、キットの商品で制作は簡単なもの。
ハンドルを取り付け、ナットを締めて・・・・、なんてやっていると、昔、自分の車を自分で整備していた時の頃を思い出す。
性格的に、また、資質的に、理工系には向いていないと思うのだが、何とか苦労して仕上がった時の喜びがたまらない。
ファンベルトの交換程度のことでも、仕上がった時には、なんとも言えない喜びがある。
ソリも同様。自分が乗れるものだし、それでいて簡単につくれる。
それでいて、完成したら達成感もある。
(2月に買っておいたのだが、完成してみると結構かっこいい。)
そんな折、ふと、トヨタの生産工学のことを思い出した。
トヨタで有名な生産工学は、かんばん方式というJust In Timeの部品調達手法を用い、1工程で作業員が所定の作業をこなすというもの。
そして、1工程の時間を出来るだけ短くすることで、製品が仕上がる様々なコストが削減できるわけであるから、その短い時間で所定の作業ができる作業員だけを残す。
その結果、職能工やマイスターと呼ばれるプロフェッショナルな作業員が出来るという仕組み。
ある意味、そういう仕組みは「非人道的」と考えられがちだが、場合によっては、プロフェッショナルな作業員が出て、その人間はやりがいにつながることも事実。
遡ればT型フォードの話まで遡ってしまって、労働組合の歴史にもなってしまうのだが、トヨタのように生産性・・・・我々の仕事で言えば、労働生産性を上げなければ、淘汰されることが重要な事実。
今、重要なことは、労働生産性を測定する「ものさし」
どれだけ長く仕事をしたか?ではなく、
どれだけ頑張って仕事をしたか?でもなく、
与えられた仕事の数値目標をしっかりとこなしてゆくこと。
この命題があって、はじめて、原点にたてる・
昨年9月のリーマンショックで、3月末現在、目標達成率が7割程度。
そのために、無理をして人員を投入している。
(だからこそ、優秀な人材が欲しい。)
各部署のスタッフにおいては、言いたいことも多数あるでしょうが、今は数字を達成し、優秀な人材になって頂くことが肝要である。
ちなみに、「辞めてもらうなら雇わなければ良いのに!」というご意見はもっとも。
当然、辞めてもらうことを前提に採用しているわけではない。
ただ、会社という組織にいる以上、会社が利益を出すために、数字を達成してもらわなければならないことも、これまた真なり。
だから、私を含め、先輩となるスタッフがしっかりと会社を引っ張っていってもらいたい。
何卒、よろしくお願いします。