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2010年07月31日

オンリーワンとナンバーワン!

昨年から続いた、会社の敗戦処理の目処がついてきた。

何故、会社(プロジェクト)が失敗したのか?
自分の何がいけなかったのか?
組織の何がいけなかったのか?
などなど、この5年間を自分なりに振り返ることができるようになってきた。


その全てをここで挙げることは出来ないが、
敗因の理由となったかもしれない、「拡大路線」に入ったことは、決して私利私欲の為だけではない。

インターネットの総合サービスとしては、クライアントにサービス提供をする以上、あらゆる技術・サービスのクオリティーが高くなくてはならず、そうなるために、受け皿を先に大きくした。


今のインターネットにおける広告的情報提供のあり方とでも言える、インフォーマーシャルの分野においては、複合の技術やサービスをミックスし、総合得点を最大化することが必要と考える。

具体的には、ホームページをつくって、SEOをやって、それだけで「上手くゆく」、または「上手くいった」時代ではなく、SEOからリスティング、ユーザビリティーからコンテンツ調査など、総合的に対処する必要性が強くなっているということだ。

そんなわけで、複合サービスを提供するために、「拡大路線」が必要と考えた。
この考え方が、間違っていたのか、それとも、手法が間違っていたのか?
その答えは今も出ていない。


ただ、確実に間違いだったといえることは、
「視聴者・患者視点にたった運営をしていなかったこと」
「売上をあげるために仕事をしてしまったこと」
この2点については、私の最大の過ちであったと、反省している。

会社についても、だいぶ、クオリティーが下がってしまったところもあり、今一度、うちの会社の何が強みで、何が弱みか?そして、これから、どんな技術やサービスを強化する必要性があるのかを考えている。

よく、「♪ナンバーぁワンに~なーらなくてーもいい?」と歌にもあるが、この世界ではNo1にならなければ、いい仕事は出来ない。(と感じる)

でも、経営セミナーなどに行ってお偉方の先生のお話を伺うと、オンリーワンでいいんだよ!とも言われる。
では、オンリーワンを継続してゆくことを考えると、オンリーワンになるためには、どんどん新しい分野に業務転換を常にはかってゆかなければならず、ニッチ、ニッチの世界を渡り合ってゆく必要性があり、メジャーにはならない気もする。


要は、最初はオンリーワンであっても、必ず、競合は入ってくるわけで、競争に勝ち抜いて行かなければならないのではないだろうか?


それとも、この考え方自体が間違っている可能性があるのだろうか?

これから先も考え続けなければならないだろう。


ただ、現実問題として、会社をコンパクトにまとめる必要性はあり、その中では、選択と集中が必須となる。

問題は山積だが、もう一度、原点にたちかえる必要があるのかもしれない。


また、機会を見て、うちの会社が向かう方向性についてアップしたい。

2010年07月27日

Yahoo!がgoogle採用

午前中、電話でSEOの会議中、マネージャーのK氏からYahoo!の発表があると聞いた。
内容は、Yahoo!がgoogleのエンジンを利用するとの噂が、Twitterで流れているとのこと。

「そんなことはないよー」なんて話していたところ15:00過ぎ、本当にYahoo!がgoogleエンジンを採用とのこと。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1007/27/news049.html

Yahooは以前、米MicrosoftがBingを採用するとのことだったので、Bingを重要視していたのに・・・・
googleのエンジンを使うって・・・・・・
どういうことか?

発表後も実は半信半疑な私です。

2010年07月13日

先生方に感謝

私は自分のことを不義理だと感じている。
決して、不義理をしているつもりは無いのだが。


そう感じたのは、研究室でお世話になっていたころの必要なファイルがあり、6年ほど前のメールを読んでいたことから。

今、読み返してみると、本当に研究室の先生にはお世話になった。


私には、心からお世話になったと思う先生が何人かいらっしゃる。
小学校の頃の先生。
中学の時に教育実習に来てくださった先生。
予備校の頃にお世話になった先生。

大学時代にお世話になった先生。
そして、研究室でお世話になった先生。


もちろん、仕事でお世話になった先生もたくさんいらっしゃる。

このようにお世話になった先生方に、出世したらいつかご挨拶を・・・・と思いつつも、自分の不甲斐なさにご挨拶にもいけない。

そんな不甲斐ない人間に、小学校の頃の先生が野菜やトウモロコシを送って下さった。

本当に不甲斐ない自分を情けなく思うと共に、先生方には心から感謝をしている。

2010年07月10日

小心者

吾輩は小心者である。

たとえば、何か危機的な状況に出くわした際、心臓がドキドキする。
人間の「怖い」という本能は、自分が“想定できない状況に陥る際”に怖さを感じると、何かで聞いたか読んだことがあるが、本当にその通りだと感じている。


月曜日提出期限の提案書の作成におわれているため、1時間ほど前まで仕事をしていたが、今日の仕事に区切りをつけ、近所のラーメン屋に夜食をとりに行った。

ちなみに、私の楽しみのひとつは、好きな本(今日は、高校の物理の教科書があったので、それを持参)を読みながら、ビールの一杯をやることである。
理数系のセンスは持ち合わせていないが、物理の教科書など久しぶりに読むと面白い。

いつも使わなそうな脳の部位を使うような感じがして、集中できる。
ビールをやりながら、ほろ酔い気分で読んでいると、アルファー波だけでなく、シグマー波まで出てしまいそうな勢い。

そんな、気分の良いところ、3人の家族(40過ぎくらいのお父さんとお母さん。そして、18歳くらいの男児)と思われるお客が入ってきた。

私と同様、ビールとモツ煮を注文。
“後で、ラーメンをとるのだろう・・・”なんて思い、本に集中しなおしていたところ、急に、物々しい感じで、「これキャンセル!!」
「ふざけんなよ!」
的なことを父親らしき人が言って、注文したものが来ないのに出て行ってしまった。
(ちなみに、子供も父親の後に)


奥さんらしき人も
「おめぁエーふざけんなよ!」
とお怒り。
ちなみに、入ってきたときから顔が赤かったので、酔っていたのだろう。


入り口のドアをバーンと開け、ガラスが割れそうな勢い。
湿った空気が店内に流れ込み、シーン。

私の他に1人の客が2人。
皆、シーンとしている。


私も関係ないのに、急にドキドキしはじめ、物理の教科書を閉じた。(もう、集中できる状態ではない)
状況把握に、頭をリセットしていたところ、またもや奥さんらしきおばさんが再来。


「あんたなんていうんだ!」
と店員に。

「ボソボソ」と定員。


重ねて言うが私はラーメンを食べてるだけで関係ないのに、おばさんが
「ギロ!」

“睨まれてもね・・・・”なんて思って、数秒たったところで奥さんらしきおばさんは、再度、ドアを「ガン」と開き外へ出て行ってしまった。
(責任者らしき人が後を追って出て行った)


ちなみに、このとき、モツ煮とビール(大瓶)×2本、小ライス(とはいっても茶碗に大森のご飯)、それに、ラーメンを8割がた食べていたのだが、急に食欲減退。

一応、完食したものの、消化が出来るかどうか・・・。


「言われた店員もかわいそうだなぁ・・・」なんて、考えていたら自分が昔、パソコンのサポートの仕事をやっていた頃のことを思い出した。

見るからにヤクザやさんらしい人が、パソコンの操作がわからないからと、怒鳴り込んできたり。
偽札造り片棒担がされたり。
(※15年ほど前、SCSI接続というのでスキャナーを接続していた頃、紙幣の印刷方法を教えてくれと依頼があったことがある。私が依頼者のもとに行った訳ではないが、帰ってきたスタッフが、「なんかあのお客さん、お金スキャニングしてましたよ・・・ウフウフ・・。と言っていたのは、当時のスタッフO氏。」
ちなみに、後で警察から問い合わせが来たのは言うまでも無い)


「本当に、色々なことがあったなぁ・・・」と思い出すと共に、店員さんにがんばれの気持ちで、食べた食器をカウンターにもどしておいた。