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2009年05月23日

幸せの法則

私はレム睡眠時に、結構頭が回る。

今日は土曜日でオフなので、寝起きレム睡眠時に、リラックスした状態で、色々と会社のことを考える。
特に、こういう時のアイデアはHITすることが多いし、計数管理の考えの際には、的を得た数値管理をすることが出来る。

今日も寝起き一番、犬の散歩をさせ、ノンレム睡眠時に考えたことをまとめながら、近くのファミレスに直行した。


一杯のコーヒーを飲むと頭はフル回転し始め、1、2時間は仕事に集中できる。


「さーて、一杯のコーヒーを飲みながら、仕事に集中しよう!」としていたところ、さすがに地元。
正面の席には娘の同級生と思われる家族が居たり、隣の席には母親と娘の2人が食事をしている。


ふと耳を澄ましてみると、母親と娘の会話が聞こえてくる。
「お母さん、平日だと見に行けないから・・・・。」
「目が見えなくも、おばあちゃんが居ればいいでしょ・・・?」


たぶん、私の娘が通う小学校の生徒で、運動会の話をしているのであろう。
一般的に運動会は秋が多いが、娘の小学校は校舎の建て替えがあり、今年は運動会が春に行われる


その日が月末の日曜日。
ただ、その日に雨が降れば、翌々日に順延される。


この母子は、順延された日に運動会が開催された場合、お母さんが出られない・・・・というような話をしている様子。


娘は続けて、「なんで来れないの・・・?」と母親にきく。
母親は、にこやかにほほ笑みかける。


たぶん、母子家庭なのであろう。
子供は運動会に来てほしいが、仕事だから致し方ない。

私も母子家庭だったから経験があるが、こういう時は子供としてとてつもなくさみしい。


このやり取りをきいていて、自分の家族と重ね合わせてみた。
実は、私も月末の日曜日には、ドクターからセミナーのお誘いを受けていて、参加する予定だった。
ただ、子供の運動会とブッキングしていることを知って、晴れで運動会が開催されるようなら、誰かスタッフに代わってもらおうとおもっている。

そういう意味では、代わってもらえることが出来るだけ、幸せかもしれない。

ただ、今、会社としては大変な時で、スタッフ達にリストラをお願いしている以上、自分自身も追い込んでおり、決して精神面では幸せではない。


特に、経営者という立場にありながら、スタッフ達にリストラを望んだり、最悪の場合、人員削減のお願いをしなければならないのは、私自身も精神的につらい。


特に特に、そういうことをしなければならない父親をもった子供たちは、この上なく不幸なのかもしれない。

いつも思うことだが、幸せというのは、「外」にあるものではなく、「内」にあるもの。
私自身も決して自己犠牲になっているつもりもなく、幸せになりたいから、一生懸命仕事もするし、考えもする。

そしてかなうならば、縁があった人たちと、お互いに、少しでも幸せになって行きたいと思うのは、本心である。

重要なことは、決して参加出来るとか出来ないことが、不幸せなことではないということ。

2009年05月20日

アリさんの2対8の法則

アリの2対8の法則(人によっては3対7という)というものをご存じだろうか?

働きアリの集団を観察した際に、2割の超働きアリ、6割のそれなりの働きアリ、2割の働かないアリというように分けられる。
そして、2割の超働きアリを複数の集団から連れてきて、新集団をつくりなおし、再度観察すると、新集団でも2割の超働きアリ、6割のそれなりの働きアリ、2割の働かないアリが出来るというお話である。


大企業が人員削減を行う際、この理論が根底にあり、人事部は2割の人員を削減することが多いとも聞く。


私はこの理論に賛成も否定もするつもりもないが、我々はアリではなく人間であることをしっかりと確認しておきたい。
(アリが転職するという話も聞いたことがないし・・・・。)

会社として考えるなら、会社に属する全てのスタッフが超働きアリであるべきだし、会社は優秀な人間に育てることが責任であろう。

リーマンショック以降、特に、今年の1-3月期以降は、会社も非常に厳しい状況であり、「再構築」をしなければならないことは事実。しかし、一概に「リストラ=人員削減」とは考えていない。

リストラとは、再構築(Restructuring)のことで、人員削減を最小限に抑え、新目標の設定や組織の変更、サービスの改変などのリストラ策で、乗り切ってゆきたい。


もちろん、スタッフ個々人におかれましても、甘えを捨てて「自身のリストラ」に取り組んでいただきたい。

2009年05月15日

求人

現在、会社では毎日のように面接が続いている。

「T&Rさんは景気がいいねー」
とか、
「忙しすぎるから儲かっちゃってたいへんじゃないの?」
とか・・・・・

そんなことを言われるが、決して「潤って」はいない。
(月間キャッシュフローベースで、500万から600万円の赤字になっている)

何故、新人を入れるために面接をしているかと言うと、我々が売っているものは、突き詰めれば「人」だから。

どんな企業もそうかもしれないが、人材によって企業の業績は大きく揺らぐ。
(もちろん、その中で経営者の果たす役割が大きいことは言うまでもない。)


ちなみに、昨年と今年で比べると、今年は人材の買い手市場。
有能な人材がたくさん募集をしてきて下さる。
こういう時に、無理をしてでも人材を集め、会社にとっての「人財」にしてゆきたい。


昨年採用のスタッフについては、厳しいように感じるかもしれないが、会社に利益をもたらさなければ存在意味がない。
(もちろん、人間として意味がないわけではない。あくまでも仕事として。)

個々人がしっかりと仕事をして、会社に利益貢献をし、その利益で後人のスタッフ育成をしていくこと。
そうすることで、雇用が拡大し、これまた社会貢献にもつながる。

最近厳しいことを言うことが多いが、本当に大切なこと。

決して、新人に食べさせてもらってはいけない。


思うがままに。


2009年05月07日

プロ

最近、娘が水泳の育成コースと言うコースに入った。

育成コースと言うのは、選手、準選手、育成コースという一番下のクラスだが、選手となって勝つことを目的とするコースであり、一番上のクラスを卒業すると、プロも輩出される。

それゆえに、コーチも容赦なく、怒鳴りまくって、ハリセンでバンバン頭をたたく。
反抗期であろう中学生程度の子供は、にらみ返していて、一触即発という感じ。

「おーら、もっとがむしゃらにおよげー」
とか、
ハリセンバンバン叩きながら「あと、10本!!!!!」
みたいな・・・・。
(とても、愛情がある言い方ではない)


でも、このコーチは本気で、生徒のことを思っていて、本当に速く泳げるようにさせたいことが、しみじみ感じられる。


ちなみに、私の娘は小学4年生。
もっと、小さい子供もたくさんいて、同じように怒鳴られているのだが、この子たちは、自分で納得して、早く泳げるようになりたくて、それで、大変な練習をこなしているのではないか?


ふと、そんなふうに思った時、なんとなく、今の自分の仕事に対する甘さを痛感した。
忙しいことを誰かのせいにして、仕事が上手くいかないことを景気のせいにして・・・・。


こんな小さい子供たちが、「プロ」という試練に向かっているのだから、大人の私が今のままではいけない。


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