バックリンク元のテーマは本当にあるのか?
SEOというのは、GoogleやYahooのロジックに従い、Webサイトを最適化して上位表示を目指すものだが、みんなが上位表示を狙っており、1ページ(10位以内)に入るのは10件しかないわけだから、怪しい情報も多数存在する。
実際、Yahooのスタッフが、「自分たちでもどうやってあげたらよいのかわからない」と言っているそうであるから、検索エンジンで上位表示させるための「必殺技」というのはなかなか見つからない。
われわれのSEO対策というものも、決して必殺技があるわけではなく、怪しい情報も含めこうしたほうがよいと言われる対策を施してみて、3、4か月間(場合によっては6カ月程度)の順位変動を読み取り、効果がある対策なのか否かを精査する。
今回もそのような情報の真偽についての一考察を得たのでブログにアップする。
それは、「リンク元のテーマ」についてである。
ちまたの情報では、たとえば、歯科関係のキーワードで上位表示させたければ、
「歯科関係のサイトに質の良いリンクをたくさんはれば良い!」
と言われていた。
しかしこれはあくまで「うわさ」に過ぎず、私もその真偽を確かめられないまま現在に至っていたが、
実際、あるサイトにおいて「特定の地域+矯正歯科」のキーワードで検索したところ、HTML上に「特定の地域」のキーワードが無いにも関わらず、また、バックリンクのテキストマッチ(アンカーテキスト)においても「特定の地域」のキーワードが含まれないにも関わらず「特定の地域+矯正歯科」で検索すると上位表示されるのだ。
その理由は、バックリンク元のホームページ上に「特定の地域」のキーワードが出現率30ポイント程度の確率でHTMLが構成されているから。
ちなみに、バックリンクのアンカーテキストは、「矯正歯科」のみ。
要は、アンカーテキストに上位表示させたいキーワードを入れなくとも、リンクを張ったページに上位表示させたいキーワードの出現率が高ければ上位表示させられる要因の一つになるというエビデンスが得られた。