競合他社の上場
本日(というか正確には昨日になるが・・・)、同時期にポータルサイトをオープンした競合会社が、マザーズから上場承認を得た。
ガバナンスの観点から、財務諸表などがオープンになるので、財務などを含めチェックした。
私が研究室にお世話になっていたのが、30歳のころまで。
その当時、もともとの頭の出来も悪いこともあり、経営と研究の両立ということの難しさを感じていた。(今考えると、ある意味「逃げ」だったのかもしれないが・・・)
特に、私の仕事はデータ集めであり、データを集めるためには、まず、会社の規模を拡大し、十分なサンプル数と研究開発費を得られるようにすることが、その時に求められていると考えた。
その時点では、財務などを鑑みる限り、もうすでに、この競合会社に2、3年の差を空けられていた。
しかし、この2、3年の差というものは、やり方次第によっては、取り返せると思い、無理な拡大に走ったのが、2年から3年前。
上場申請の書類、特に、財表関係を見る限り、当時はさほどの差はなかった。
なぜ、失敗をしてしまったのか?
私の人間性、知識、経験、努力、管理能力、などなど、挙げればきりがない。
特に、戦略、長期の展望については、上場した会社がある以上間違ってはいなかったのだろうが、戦術、特に、短期の方針決定や管理能力に瑕疵があったことは、真摯に反省すべきであろう。
競合の会社(もう、競合とはいえないくらいの規模になってしまったが・・・・)が、上場承認されたというのは、悔しい感情とエールを送りたい感情が入り乱れている。