プロ
最近、娘が水泳の育成コースと言うコースに入った。
育成コースと言うのは、選手、準選手、育成コースという一番下のクラスだが、選手となって勝つことを目的とするコースであり、一番上のクラスを卒業すると、プロも輩出される。
それゆえに、コーチも容赦なく、怒鳴りまくって、ハリセンでバンバン頭をたたく。
反抗期であろう中学生程度の子供は、にらみ返していて、一触即発という感じ。
「おーら、もっとがむしゃらにおよげー」
とか、
ハリセンバンバン叩きながら「あと、10本!!!!!」
みたいな・・・・。
(とても、愛情がある言い方ではない)
でも、このコーチは本気で、生徒のことを思っていて、本当に速く泳げるようにさせたいことが、しみじみ感じられる。
ちなみに、私の娘は小学4年生。
もっと、小さい子供もたくさんいて、同じように怒鳴られているのだが、この子たちは、自分で納得して、早く泳げるようになりたくて、それで、大変な練習をこなしているのではないか?
ふと、そんなふうに思った時、なんとなく、今の自分の仕事に対する甘さを痛感した。
忙しいことを誰かのせいにして、仕事が上手くいかないことを景気のせいにして・・・・。
こんな小さい子供たちが、「プロ」という試練に向かっているのだから、大人の私が今のままではいけない。