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小心者

吾輩は小心者である。

たとえば、何か危機的な状況に出くわした際、心臓がドキドキする。
人間の「怖い」という本能は、自分が“想定できない状況に陥る際”に怖さを感じると、何かで聞いたか読んだことがあるが、本当にその通りだと感じている。


月曜日提出期限の提案書の作成におわれているため、1時間ほど前まで仕事をしていたが、今日の仕事に区切りをつけ、近所のラーメン屋に夜食をとりに行った。

ちなみに、私の楽しみのひとつは、好きな本(今日は、高校の物理の教科書があったので、それを持参)を読みながら、ビールの一杯をやることである。
理数系のセンスは持ち合わせていないが、物理の教科書など久しぶりに読むと面白い。

いつも使わなそうな脳の部位を使うような感じがして、集中できる。
ビールをやりながら、ほろ酔い気分で読んでいると、アルファー波だけでなく、シグマー波まで出てしまいそうな勢い。

そんな、気分の良いところ、3人の家族(40過ぎくらいのお父さんとお母さん。そして、18歳くらいの男児)と思われるお客が入ってきた。

私と同様、ビールとモツ煮を注文。
“後で、ラーメンをとるのだろう・・・”なんて思い、本に集中しなおしていたところ、急に、物々しい感じで、「これキャンセル!!」
「ふざけんなよ!」
的なことを父親らしき人が言って、注文したものが来ないのに出て行ってしまった。
(ちなみに、子供も父親の後に)


奥さんらしき人も
「おめぁエーふざけんなよ!」
とお怒り。
ちなみに、入ってきたときから顔が赤かったので、酔っていたのだろう。


入り口のドアをバーンと開け、ガラスが割れそうな勢い。
湿った空気が店内に流れ込み、シーン。

私の他に1人の客が2人。
皆、シーンとしている。


私も関係ないのに、急にドキドキしはじめ、物理の教科書を閉じた。(もう、集中できる状態ではない)
状況把握に、頭をリセットしていたところ、またもや奥さんらしきおばさんが再来。


「あんたなんていうんだ!」
と店員に。

「ボソボソ」と定員。


重ねて言うが私はラーメンを食べてるだけで関係ないのに、おばさんが
「ギロ!」

“睨まれてもね・・・・”なんて思って、数秒たったところで奥さんらしきおばさんは、再度、ドアを「ガン」と開き外へ出て行ってしまった。
(責任者らしき人が後を追って出て行った)


ちなみに、このとき、モツ煮とビール(大瓶)×2本、小ライス(とはいっても茶碗に大森のご飯)、それに、ラーメンを8割がた食べていたのだが、急に食欲減退。

一応、完食したものの、消化が出来るかどうか・・・。


「言われた店員もかわいそうだなぁ・・・」なんて、考えていたら自分が昔、パソコンのサポートの仕事をやっていた頃のことを思い出した。

見るからにヤクザやさんらしい人が、パソコンの操作がわからないからと、怒鳴り込んできたり。
偽札造り片棒担がされたり。
(※15年ほど前、SCSI接続というのでスキャナーを接続していた頃、紙幣の印刷方法を教えてくれと依頼があったことがある。私が依頼者のもとに行った訳ではないが、帰ってきたスタッフが、「なんかあのお客さん、お金スキャニングしてましたよ・・・ウフウフ・・。と言っていたのは、当時のスタッフO氏。」
ちなみに、後で警察から問い合わせが来たのは言うまでも無い)


「本当に、色々なことがあったなぁ・・・」と思い出すと共に、店員さんにがんばれの気持ちで、食べた食器をカウンターにもどしておいた。


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