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聴覚障害者に運転免許 法改正で夢かなう

Yahooニュースで、「聴覚障害者に運転免許 法改正で夢かなう」という記事を見つけた。(最下段に、Yahooニュース(2008/11/12)を引用させていただいた。)


実は私自身も学生のころ、自動車教習所(非公認の自動車練習所と言った方が良いかもしれない)で指導員のアルバイトをしていた。


その当時、私の原点であるユニットバスの施工工事の仕事を少し離れて、独立を考えていた時期。

朝はチラシ配りをして、昼は教習所のアルバイト、夜は家庭教師や塾の講師・・・と今考えてみれば、いつ寝ていたのか?と思うほど働いていたが、充実した毎日だった。


ただ、まわりが就職活動を始め、自分も将来を考えなければならない時期でもあり、自分がどんな将来に身を投じるか?ということを真剣に考えた時期でもある。


その一つの選択肢が、教習所の指導員。


自分が好きな車の運転を人に教えて、お金がもらえる。
それでいて、指導員というのは、「先生!先生!」と呼ばれて、偉そうにもできる。
そして、何より、1時間とか2時間という時間を車中で2人きりで過ごすことが多いので、恋愛にも発展する(ことが多いと聞いている)。
(ちなみに、良いことばかりではない。真夏の超暑い時期、本当に風呂に入っていないんだろうなぁ…なんて思う人間が教習生としてやってくる。運転する本人は、いつも以上に緊張して汗をかく。 失礼な話、本当にξ(クサイ)ので、さりげなく助手席の窓を開けるのだが、冷房が効かなくなり、余計に汗をかいて、魔のスパイラルに入ってしまう。そういう人にでもしっかりと教習はしなければならないので、そいう言う意味では結構大変な仕事)


そんなわけだから、低次元レベルの考えとして、仕事としても楽しい。
だから、快楽的に考えれば、一生をささげる仕事としても面白そうなのだが、さすがにそれではいけないと思い、私は別の道を選んだ。

そんなことを思い出しながら、Yahooニュース「聴覚障害者に運転免許 法改正で夢かなう」を読んだ。
この指導員には、ご両親のことがあって、何とか視聴覚障害者の方に自動車の運転免許を取らせたいと思ったのであろう。
そして多分この指導員は、自分の仕事に誇りを持つことが出来るだろうとも感じた。
(私が指導員を志望しようと考えたような低次元レベルの考えとは違う。)

現在も、当時の指導員仲間とも会うのだが、中には「志」などが全くない人間もいる。
結局は、自分の仕事をどのようなスタンスで取り組むのか?

これによって、どんな仕事でも、志を高く持つことも出来れば、低くなってしまうことにもなる。
結構しんどいこともあるが、常に「志」は高く持っていたいものである。

↓↓↓↓↓↓↓↓(Yahooニュース(2008/11/12)を引用させていただいた。)↓↓↓↓↓↓↓↓
聴覚障害者に運転免許 法改正で夢かなう
11月12日16時23分配信 産経新聞


 ■取得男性「趣味の釣りで遠出を」/指導員「母のような思いさせぬ」

 聴覚障害者の運転条件を緩和した改正道交法(6月施行)を受け、耳が全く聞こえない男性が「長年の夢だった」という車の免許を取得した。大阪市東住吉区の青木義信さん(65)は、教習所では途中でくじけそうになりながらも、聴覚障害者の両親を持つ指導員、島田真知さん(24)の励ましで乗り越え、念願の免許証を手に入れた。新車の軽乗用車も購入し、「大好きな釣りをしに遠出したい」と胸を膨らませている。

 9月1日、大阪市浪速区浪速西の芦原自動車教習所に、手話で合格を報告する青木さんの姿があった。

 〈合格しました。ありがとうございました〉

 島田さんは「本当に良かった」と自分のことのように喜んだ。道交法改正で免許が取得できるようになった重度の聴覚障害者として、大阪府内で初の快挙だった。

 合格までの道のりは、まさに二人三脚。青木さんが免許を取りたいと思ったのは約20年前、趣味の釣りに出掛けるのに不便だったからだ。〈車を運転できれば終電を気にせず四国や日本海まで遠出できる。クーラーボックスとか荷物の重さも気にならないでしょう〉

 重度の聴覚障害者に6月、ワイドミラーの装着などを条件に運転免許の取得が認められた。青木さんは手話ができる指導員がいる教習所を探し、島田さんに出会った。

 島田さんの両親は聴覚障害者。原付免許を取ろうとした母が、教習所で障害を理由にあきらめるよう言われ、泣きはらした目で帰ってきた様子を見て指導員を志した。青木さんに出会い、「母のような思いは絶対にさせない」と誓った。

 島田さんは6月末から約2カ月間の教習で、救急車のサイレンが聞き取れない青木さんに、「目で周りの車の流れの変化を読み取って」などと熱心に指導。青木さんは〈耳が聞こえないので不安だったが、失敗しても、島田さんが『大丈夫大丈夫、ちょっとずつやってみ』と励ましてくれるので頑張れた〉と振り返る。

 晴れて免許を手にした青木さんだが、実際に路上に出て感じるのは全般的な運転マナーの悪さ。〈スピード違反も割り込みもみんなが普通にやっている。正直驚いた〉

 島田さんは「聴覚障害を持つドライバーは今後増えると思うので、健常者は周りと協調した運転を心がけてほしい」と訴えている。

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