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CPA(Cost Per Acquisition)

私がWeb構築の営業をする際、ホームページで成功させるには、2つのことが大切だというお話をする。

1つ目は、「ホームページを見て、行ってみたくなるような内容を作ること」
2つ目は、「SEO(検索エンジン上位表示)をかけること」

の2点である。
このことは、私の経験的な知識で、一つ間違えれば、営業サイドの戯言としか聞こえない。
しかし、私の経験的な知識が理にかなっているとを論理的に証明出来ることを知った。

CPA(Cost Per Acquisition)という一つの指標がある。
CPAとは、一人当たりの顧客獲得コストとでも呼べるであろう。

一般的に

       総顧客獲得コスト
CPA = ----------------
        顧客獲得数


で表すことが出来る。今回、ネットだけの広告として、限定すると、

総顧客獲得コスト = クリック数 × クリック単価
また、
顧客獲得数 = クリック数 × 転換率(コンバージョンレート)


この2式を前述のCPAの式に代入すると


       総顧客獲得コスト   <= クリック数 × クリック単価
CPA = ----------------
       顧客獲得数      <= クリック数 × 転換率(コンバージョンレート)


すなわち、

       クリック数 × クリック単価
CPA = ----------------------------------------
       クリック数 × 転換率(コンバージョンレート)


クリック数で約分すると、


                            クリック単価
CPA(一人当たりの顧客獲得コスト) = -------------------------
                            転換率(コンバージョンレート)


で、示すことが出来る。


つまり、

CPA(一人当たりの顧客獲得コスト)は、転換率(コンバージョンレート)を高め、クリック単価を低めることで、顧客獲得コストを下げられるというものである。

注)転換率(コンバージョンレート)とは、HPを見た人が購入行動を起こす割合といえる。詳しくは、
http://www.mebuki.com/archives/2006/08/conversion_rate_1.htmlを参照のこと

これは、私が最初に言った、
「ホームページを見て、行ってみたくなるような内容を作ること」 = 転換率(コンバージョンレート)を高めることに合致する。

また、


「SEO(検索エンジン上位表示)をかけること」は、無駄なアクセス数を増やすのではなく、興味対象のあるクリックを増やすということに準じる。
例えば、「矯正歯科」の患者を集めたいのであれば、矯正歯科に関係ないアクセス数を増やすのではなく、矯正歯科に興味、または、矯正歯科医院を探している視聴者をクリック単価を低めて集めることが肝要なのである。


これらに関することは、ブログでも何度かエントリーしているので、是非、参考にしていただきたい。

1に関すること
http://www.mebuki.com/archives/2006/08/conversion_rate_1.html
http://www.mebuki.com/archives/2006/10/aidma.html


2に関すること
http://www.mebuki.com/archives/2006/09/post_61.html
http://www.mebuki.com/archives/2006/09/post_62.html

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