進級試験
つい先日、小1の娘が通うスイミングスクールで進級試験があった。
2ヶ月に1回の試験なので、娘はやる気満々!!
負けず嫌いの娘ゆえに、
「クロールは、息の吸い方がたいせつなの・・・それと、手をこーやって・・・」
などと私にレクチャーを始める始末。
もう小学生なのだから、子供に任せておこう・・・・・・と思いながらも、気になって、試験時間にスイミングスクールへ覗きに行った。
2階の観覧席から娘の泳ぎを見ていると、親馬鹿ながら、なかなか上手なクロール。
やばい、抜かれたかなぁ・・・・と思いつつも、検定は終了。
合格発表は、全員の検定が終わってから。
2階の観覧席からは、先生や子供の声は聞こえないが、合格した子供には、新しいクラスのバッチが渡されることで、親どもは合否がわかる。
(結構、親馬鹿な人間がおおいなぁーと思いつつ自分も居たりする。)
合格発表の時には、親どももざわざわ始まる。
私は、一線を画したいと思い、1階の駐車場の方へ向かった。
1階のロビーを出て、駐車場に向かう途中、大きな窓があり、なんと、娘が目の前で合否の発表を受けている。
娘は、インストラクターの方を注視している。私は、娘に気づかれぬよう、窓の陰に隠れて見ていたが、娘は不合格の様子。
バッチを渡されていない。
娘の両隣には、私も知っているお友達がいるのだが、娘だけが不合格だったらしく、娘は懸命に涙をこらえている。
そして、1分、2分と時間が経つにつれ、目に涙があふれて来た。
それを見ていた友達が、肩をたたいて励ましてくれている。
とてもやさしい男の子で、娘が落ち込んでいるのを気づいてくれたのであろう。
そして、また、何やら声をかけてくれている。
そんなたわいも無い出来事であったが、私はどこと無く安心した。