極秘世論調査
本日の報道ステーションスペシャルでは、「極秘世論調査が史上空前の小泉人気を作り上げた官邸機密プロジェクト」というタイトルでスペシャル番組をやっていた。
極秘世論調査を官邸機密費で行っていたことは、テレビ朝日のスクープだそうだ。
ちなみに、小泉首相と安倍官房長官は、このことを認めていないが、会見を見る限り「嘘をついている」ように私は感じた。
まー、一国のリーダーともなれば、隠し通さなければならないことも当然のごとくあるだろうから、この嘘も必要悪ともいえるものであろう。
どのような極秘世論調査を行っていたかというと、基本的には、支持率と自分(小泉首相)の振る舞いに対する評価。
これらの分析を機密費で外部の調査機関や学者に随時委託していたそうである。
例えば、8月15日の靖国参拝問題。
6月に参拝の是非について極秘調査を行った後、富田メモが日経新聞に掲載された。
すると、掲載直後の7月下旬に、再度、拝の是非について極秘調査を行い、国民の反応を見て参拝を決定したらしい。
そのほかにも、小泉首相はこの「調査」を上手く利用すると共に、自分自身での設問を設定するなどの指示も多かったようである。
これらのことからわかるように、「調査」というものは、万全ではないが、非常に有益なツールである。
ともかく、日本でもアメリカ並みに情報操作というものが重要になってきたことは言うまでもない。