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ある心療内科の先生から頂いたメール

医療関連のHP製作の仕事をしているが、最近、どこの医院でもホームページが成功するとはいえなくなってきた。
成功するしないの定義は難しいが、患者が来る来ないだけでいえば、ホームページをつくって、どこの医院でも患者がやってくる時代は確実に終了している。(特に歯科に関しては。)

しかし、ホームページの成功というのは、単に新患の獲得だけではない。
ある、精神科の院長から頂いたメールは下記の通りである。

↓↓↓↓↓以下メール転記(一部修正済み)↓↓↓↓↓
> 株式会社 ティーアンドアール
> 担当 玉木 様

>先日HPを見て心理学部の学生が研修を希望してきました。現在研修を行なってい>ます。
>もちろんHPの主目的は、患者さんのリクルートですが、このようにプロ予備軍に注
>
>目されることは、この上ない喜びです。
> 小生の遅筆のためにご迷惑をおかげしていますが、今後とも充実したHPを目指し
>たいと思います。

>医療法人社団○○
> ・・・・・(医院名)・・・・・
>・・・・・・(院長名)・・・・

↑↑↑↑↑以上メール転記(一部修正済み)↑↑↑↑↑↑


ホームページは、確かに、新患増員の為のツールであり、新患増員はホームページをつくる為の大きな要因ではある。
しかしながら、そこだけに重きをおいてしまうと、過剰広告になりかねない。
医療の世界において(どこの世界でもそうであるが)、過剰広告は最低である。
特に、医療は患者の人生の方向性を変えかねない。

であるから、なお更、医療に関するホームページは、メリットとデメリット、作用・副作用をしっかり記述すべきなのである。
そのことが、患者の為になり、結果として医院サイドの利益につながるからである。
(簡単な理由として、患者は、膨大なインターネット上に膨大な情報があることをしっている。しかし、デメリットや副作用に関する情報は極めて少ない。そうなると、デメリットや副作用に関する情報は、医療情報として価値ある情報とされるから、おのずとアクセス数も上がり、患者は逆に信頼感を感じる。(※信頼感を感じるか否かの客観的エビデンスは無い))


今回メールを頂いた院長のメールにあったとおり、ホームページは単なる広告だけでなく、思いもよらない効果を生み出すことがあるのだ。

今回の件は、私にとっても勉強になった。T院長、お忙しい中、メールありがとうございました。

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