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ロングテール(ロングテイル)

今後のインターネット戦略では、ロングテール(ロングテイル)が重要と言われている。
このことについて、少し考えてみたい。


経済学、もしくは、マーケティングの世界には、パレート分析という言葉が出てくる。

イタリアの経済学者パレートの学説らしいが、一部の階層に富が偏ることを指摘したもので、統計学、または、生産工学では、ABC分析の手法で利用されるが、一般的には、「2割が8割を決す」として知られているらしい。(日経新聞 朝刊 20060623参考)


具体的には、日経新聞を引用する(以下引用)
「売上高の80%は全体の20%の商品が生みだす」
「上位20%の顧客の購入額が全体の80%を占める」
といった経済事象を指す「80対20の法則」とも呼ばれる。
小売店が品ぞろえを売れ筋に絞る根拠となった。
最近ではインターネット商取引の拡大に伴い、店舗では目にしないニッチな商品が売れる「ロングテール現象」も注目されている。
(日経新聞 朝刊 20060623引用)

数年前、実際に、わが社の売上についてもロングテール(ロングテイル)の法則を満たす部分があった。

よく考えてみれば当然のことで、商品販売を例にとって考えた場合、「売上高の80%は全体の20%の商品が生みだす」
のは、複数商品を取り扱った場合、複数商品を管理するための「販売管理費」や「在庫コスト」がかかる。
また、販売する方も、1年間に1回売れるか売れないか?のような商品についての知識は充分持たず、販売する商品も偏ってしまうのであろう。


しかし、インターネットでは、これらの管理コスト、もしくは、在庫コストを削減することが可能だ。


例えば、超マニアックで、日本全国民の1%の人しか興味を持たない商品であっても、120万人の人が購買意欲を持っている可能性があるのだ。


医療についても、あまりメジャーでない治療方法であっても、その治療法が本当に患者に役立つ治療であれば、日本全国から患者は興味を持つのであろう。

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