営業とは・・・・
営業
うちの会社には、営業専門のスタッフが居ない。
誇れることでは無いのだが、正直、よくやっていると思う。
では、どうやって「営業」をしているかというと、技術の人間が、営業をしている。
そもそも営業とはなんだろうか?
ウィキペディアによると、「行為としての営業」と「職業としての営業」があるらしく、前者は営利企業で働く殆どの人間が行う行為で、後者はセールスマンというくくりのもの。
※詳しくはこちら http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%B6%E6%A5%AD
面白いもので、制作を含めた技術の人間は、この職業としての営業を嫌う・・・。
というか、営業をする人そのものを嫌うのではなく、説明をしたり金銭交渉をしたりする「営業」を嫌うのである。
金銭交渉については好き嫌いがあっても致し方ないと思うが、我々の仕事は自分たちの技術、それも、基礎研究技術ではなく、パッケージング化された応用技術やシステムを売るフィールドエンジニアリングであるから、仕事としてみれば、自分たちの技術を高く評価してもらうべく、その説明が必要である。
これが、営業と言われれば営業力が必要なのかもしれない。ちなみに、金銭に対しても、画一的な商品やサービスを販売しているわけではなく、我々が売っているものは技術!
決して高度でなくても、技術を提供して対価を頂いていることは間違いない。
そうであれば金銭的なことの説明、たとえば、どうしてそれだけの費用が掛かって値引きができなかなども、技術の仕事の一部であると思う。
昔、ある矯正医に「何故、他の医院と同じように木曜日に休むのか?」と聞いたことがある。
その矯正医は「歯科医師会のゴルフコンペで営業しなきゃいけないでしょ!」と冗談交じりにこたえてくださった。
当時はあまりいい印象をうけなかったが、今になってみるとこの先生の真意が少しわかったような気がする。