いちばんおいしいもの
いままで食べたもので一番おいしいものとはなんだろうか?
おいしいか否かを客観的に判断することは、十分なサンプル数を集めて統計的に評価する以外にないだろうが、個人的、主観的に、今まで食べたもので、「おいしい」と感じたものは、学生時代にバイトしていたときに、青森が実家の女性からもらった「ほや」。
「たまりんはのんべいだから、これを・・・」といってもらった「ホヤ」。
「うにより高価なんだよ・・・」ってもらった、ビンずめにはいった「ホヤ」。
もらった当日は「こんな渋いもの食えるか!」なんて思い、日本酒と醤油とを入れて1週間程度冷蔵庫へ。
腐ってしまうからと、1週間後に食べてみたら、本当においしかった。
「三ツ星」をとったレストランとか、料亭に連れて行って頂くこともあるが、身体にあっていないのか、味がわかっていないのか、この「ホヤ」の味には及ばない。
もちろん、料理としてではなく、「おいしいもの」としては、これに・・・・。
今日は、「わたり蟹」を買ってきた。
この20年間、おいしいわたり蟹を食っていなかったが、今日買ってきた季節はずれのわたり蟹は、本当にうまかった。
客観的な「おいしさ」ではないかもしれないが、わたり蟹は想い出がつまった「おいしい味」である。