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原稿作成は根管治療?

ホームページ(正確にはWEBサイト)を製作し、運営するためにはたくさんの工程が必要であり、よりハイクオリティーなものを追求すれば、各工程において更なるプロフェッショナルが求められる。

工程は大まかにわけても
・営業
・製作
・プロモーション
の3つ。

その「製作」の中でも、
・医院の特徴ヒアリング
・デザイン(デザインの中には美術的デザインと機能的デザイン(ユーザビリティー))
・SEOキーワードの設定
・原稿作成
・クライアントとのすり合わせ
などなど、ざっと挙げてもこれくらいの作業がある。

この「製作」工程をしっかりおさえたうえで、プロモーションをすると、良い結果が出るのだが、「製作」工程の手を抜くと最終結果も芳しくない。


であるからして、この工程を担当する人間(ディレクター)には、「多少のお金がかかっても良いので、ハイクオリティーなものにして!!」と依頼をしている。

昨日、あるディレクターから、「予算」についての相談を得た。
内容は、「良いものを作ろうと思えば作るほど予算がかかり、予算の範囲内に収まらない」というもの。

この類の悩みは結構深刻!


実際、ディレクションと原稿作成でどのくらいのコストがかかっているか聞いたところ、1件25万円。
ディレクションと原稿作成の他に、ホームページを作るためのデザインと1ページ1ページのHTMLを作るので、同じくらいの金額がかかる。
(※クライアントからの要望が変わったりするとコストは倍以上かかることもしばしば・・・)

そして、プロモーション(SEOやYahoo登録、スポンサー広告など)の費用もかかるのである。

この業界では、結構「原価」を使っている方。


もちろん、担当してくれているディレクターは、非常に優秀な人間で、お客さまからの信頼もあついし、何より、この仕事が好きで仕事をしてくれている。

だからこそ、これらの人間にかかる費用は増やすことならともかく、減らすことなどは考えられない。

こういった制約条件の中で、前述のディレクターからの悩みを得た。

ひとなみに、「企業努力」で!と言ってしまえばそれまで。
我々も本来であれば、儲けの無いホームページの制作はもう手掛けず、利益率の高い「プロモーション」のみを手掛ければ、利益だけは大きくなる。


しかし、本当にそれでよいのだろうか?


医療におけるホームページの意義は、インフォマーシャル!
Information(医療情報の提供)+Commercial(広告・宣伝)
であり、このホームページを見て、患者さんが医院のことを知り、実際に訪れる。

そして、治療が開始されれば、その患者さんの一生にかかわることになるかもしれない
そんな仕事の一翼を我々は担っているのである。


そう考えると、やはり、「製作」という重要な工程を怠るわけにはいかない。

この「製作」という厄介な仕事・・・根管治療みたいなものなのか?

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