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亀田興毅チャンピオン

亀田興毅選手の謝罪会見を見た。
率直に「感動」した。
弱冠21歳。
回りを敵に回しても親のことを悪く言わず、自分の信念を通す。
そして、しっかりとした謝罪が出来る社会人。
さすが、世界チャンプである。


もともと、生意気な人間とビックマウスは嫌いな性分であり、亀田三兄弟は大嫌いなタイプであった。
その為、好んで試合を見る気にもなれなかったし、どちらかというと亀田批判に加担している方であった。


しかし、昨日の謝罪会見を視聴して、それが、相手に与えるプレッシャーのためであり、また、自分を大きく見せることは、「勝つ」為の戦術であることを聞いた。それだけ、彼らもぎりぎりのところで闘っているのだ。

また、おなじボクシングジムだった元・プロボクシング世界チャンピオンの井岡弘樹選手によると、ジムでは礼儀正しい練習熱心な親子であり、敬語もしっかり使える少年であったそうである。


そのような人間が、あのような態度になってしまったのは、前述の通り
・「勝ちたい」と思う一心
また、外的な問題要因として
・周りの人間の問題
・メディアの問題
があるように思う。

実際、彼のそのようなフィルターをはずしてみると、立派で素直な社会人である。
(そのような子供を男手一人で育て上げた父親も私は立派だと思う。)


昨日の謝罪会見は、現在の社会問題を浮き彫りにしているのではないか?
・親を親とも思わないような人間が増えている現代・・・(親子関係の希薄化)
・心から謝ることが出来ない人
・偶像崇拝をつくり出してしまうメディア
・昨日まで持ち上げていた人間を魔女狩りのように攻撃する我々自身の問題

そう、一番に変わるべきは、我々なのかもしれない。

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