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親知らずの抜歯

自分が歯科の治療をはじめたことは、「患者の目」で書いた。
http://www.mebuki.com/archives/2006/11/post_80.html

歯科治療自体はスムーズに進んでいる。
特に、衛生士さんのお蔭様で、歯磨きのテクニックは、格段に向上したように思うのだが、どうしても、親知らずの抜歯については、怖くて仕方ない。

この年で情け無い限りであるが・・・。
何故、抜歯をしたくないか自問したところ、「怖い」という要因以外にもあるようだ。

1.親知らずといえど、折角の歯。抜くのは勿体無い気がすること。(30%)
2.顎の安定が無くなるのではないかという不安。(30%)
3.抜歯が痛い(30%)
4.その他、時間等のこと。(10%)

というのが主観的に、かつ定量的に抜きたくないと考えている要因である。

そんな話をしていたら、スタッフから「親知らずのバンク!?」があることを聞いた。
記事を読んだところ、まだ、実験段階に過ぎず、また、幹細胞を培養して・・・・という治療なので、実用化はまだ先であろうが、素人的に考えて、親知らずを取っておいて、必要な時に利用するという考えは、良いアイデアのような気がしてならない。

(以下産経新聞 Sankei WEB の抜粋)
http://www.sankei.co.jp/chiho/okayama/061227/oky061227000.htm親知らずで歯根再生 世界初、ブタの実験で成功
 歯の再生を研究している、岡山大学大学院の園山亘助手(35)を含む日・米・中・韓の共同グループが、親知らずの根から取った幹細胞で歯根を再生することに、ブタの動物実験で世界で初めて成功し26日発表した。将来的にはヒトへの応用が期待される。園山助手は「親知らずを取っておき、老後に歯を再生するのも可能になるのでは」と話している。

 実験に成功したのは、米国・南カリフォルニア大学のシー・ソンタオ博士を中心としたグループ。園山助手は平成16年から参加した。

 研究グループは、ヒトの親知らずの歯根の先から「歯乳頭幹細胞」の分離に成功。この幹細胞は若い歯根の先にあり、これまで見つかっていた「歯髄幹細胞」「歯根膜幹細胞」より増殖力が強く、歯の中心成分「象牙質」の生成能力も優れていることが分かった。

 グループは、再生を実証するため、ブタでの実験を計画。エナメル質の成分の1つ「ハイドロキシアパタイト」に、ブタの親知らずから取った歯乳頭幹細胞を入れて培養した。これをあごの骨に移植して約3カ月後、歯根として再生しているのを確認した。

 ブタでの再生実験では、歯根と歯ぐきの間でクッションの役割を果たす「歯根膜」の再生にも同時に成功。ヒトも同様に再生できれば、より自然な感覚に近い歯となるという。

 

(産経新聞 Sankei WEB 2006/12/27 10:31)

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