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AIDMA(アイドマ)

広告の世界には、AIDMA(アイドマ)という言葉がある。
広告を見て、ユーザーが購買行動に動く為に、広告として必要な要素の略である。

A(Attention)・・・注意を引く
I(Interest)・・・興味をもつ
D(Desire)・・・欲望を掻き立てる
M(Memory)・・・記憶させる
A(Action)・・・行動を起こさせる


Webサイトの構築・運営についても、この基本的な考えは、非常に重要である。

A(Attention)・・・注意を引く
I(Interest)・・・興味をもつ
M(Memory)・・・記憶させる
A(Action)・・・行動を起こさせる

というのは、SEOやSEMの技術を使えば、何とかなるのであるが、

特に、
D(Desire)・・・欲望を掻き立てる

の部分は、ユーザーの心を動かす為に、何よりも重要で、何よりも難しい。


矯正歯科のホームページ製作を例にたとえてみると、
複数の治療テクニックがあるとして、患者はどんなにホームページを読んだからといって、どの治療テクニックが最善なのか?ということはわからない。
(実際、歯科医師に聞いてみても、自分のテクニックが良いと思っているから、そのテクニックを推奨するわけで、どのテクニックが良いかということは、簡単にはわからない。)

正直、複数の医院のホームページを読めば読むほど、歯科医師によって言うことが違うのであるから、患者は混乱する。


そのような状況で、患者は何を基準に医院を選択するのかというと、おそらく、医院のホームページが醸し出す、「技術力」や「院長の診療に対する熱意」みたいなものである。


要は、歯科の教科書的なこともある程度書いていないと患者としては、技術力を満たしているとは感じない。しかし、あまりに、歯科の教科書にある専門的なことが羅列していると、患者は辟易してしまう。であるからして、矯正歯科のホームページを成功させる為には、ある程度教科書的なこと(エビデンス等)が書いてあって、それでいて、院長の熱いメッセージ(例えば、患者に接するときの姿勢や矯正歯科医を目指した理由等。)が必要である。


最近では、治療に関しての内容や医院についての情報はありきたりなものになってきた。

患者が来たくなるようなホームページには、欲望を掻き立てられる(Desire)ような、内容が必要なのである。

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