麻酔科医と外科医
今、お笑いのTV番組(爆笑問題&日本国民 センセイ教えて下さい!!)を見ていたら、麻酔科医が不足しており、麻酔科医の代わりに外科医が麻酔をしても問題ないか?
という議論をしていた。
麻酔科医というのは、あまり聞きなれないが、非常に重要な仕事らしい。
唐沢敏明さん出演の白い巨塔でも、たしか、麻酔科医の教授が結構、力のありそうな態度をとっていた。
(内科や外科の教授陣が麻酔科医の教授の意見を黙って聞かざるを得ないシチュエーションだった)
お笑いTV番組に出演していた医師の一人が、外科医は検事で、麻酔科医は弁護士。
つまり、外科医(検事)はどんどん身体を痛めつけるが、麻酔科医(弁護士)は外科医のやることをセーブさせる役割があるとおっしゃっていた。
確かにそういうことであれば、麻酔科医というのは重要なのかもしれない。
それなのに、麻酔科医の数は、人口に対して少ないらしく、麻酔医がいない医院も多いらしい。また、麻酔をすると6万円の診療報酬を得られるそうであるが、麻酔科医を他の病院から連れてくるとお金がかかるので、外科医が麻酔をしてしまうこともあるらしい。
ブラックジャックによろしくのモデルにもなった南淵明宏医師は、“外科医が麻酔をやって何が悪い!!”とおっしゃっていた。彼が言うのであれば何となく納得も行くが、お金が勿体無いから麻酔科医を呼ばない・・・・などという病院には行きたくないものである。
我々は少なくとも自分の身体は自分で守らなければならない。
“麻酔科医はいますか?”
手術の前には聞いておきたいものである・・・・・